「マンガ・うんちくプラモデル」のこと

すっかりごぶさたしてしまいすみません。ブヒー。

アシスタント仕事と造形コンテストに追われて
何も書く気が起こらず・・・。
よくありませんな。

今回は、今年2015年の3月に発売された
「マンガ・うんちくプラモデル」について書きたいと思います。

以前継がりのあった担当編集者さんが
出版社を変わり、メディアファクトリーの「マンガ・うんちく」シリーズを
作る部署に配属された、と。
実は妻の元担当者だったんですが
妻が「うちの夫がプラモ好きで・・・」と言ってたのを
覚えててくれて、「うんちくプラモデル、ってのを描きませんか」と。

当初は去年の春頃の発売を目指そう、と言ってたんですが
諸般の事情で遅れに遅れ、企画が本格的に動き出したのは
夏になってからでした。

描き始めてみて気づいたのは、
長年モデラーやってて、「ランナさん」って漫画も描いているにもかかわらず
プラモデルというものについて知らないことがあまりにも多かった、ということです。
「うんちくプラモデル」に書いてあるうんちくの6割くらいは
今回調べて知ったことじゃないかなあ。
なんせほとんどアニメロボ系のしか
作ったことなかったし、たまにスケール物をいじっても
全然違う物に仕立てあげたりと、まともな作り方しないし。
そういう意味で、すごく勉強になりました。

5月には、浜松ジオラマファクトリー、そして
あの!静岡ホビーショーに取材として行くことができました。
浜松~では館長の内山さん、静岡で山田卓司さんにインタビューというか
お話をさせていただきましたよ。
ホビーショーでの、モデラーズクラブ合同展示会では
ツイッターでも交流させてもらってるモデラーさんにたくさん会えました。
楽しかったわあ。
静岡ホビーショーに取材に行った際に思いついたのが
最終17話で全登場キャラがホビーショーで出会い、プラモデルの未来を語る、
という筋書きです。
いやー、取材はするもんですねえ。

でも夏が過ぎ、秋になると突然、出版日が決まります。
2015年3月。で、締め切りは逆算すると1月。
ネーム(下描きの下描き)はまだ全部そろってない。
所属してる狸模型会の展示会が11月にありましたが、
それが終わってから年明けまで、どうやって描いたのか
よく覚えてないほどです。
結果的に「ガンプラ35周年」に組み込まれることになり
まあよかったのかな。

全17話あって、各章には扉絵を描く予定でしたが断念。
本当はもう一話、「城、バイク模型とモーター」の章を入れる予定があったのを断念。
監修してくださった中村公彦さんのプラモコラムも断念。
色々と心残りはありましたが、それでもやれるだけの事はやりました。
特に担当編集者さんは、登場する全てのメーカー、モデラーに確認と了承を取り、
確認に確認を重ねてくれました。
本当にめんどくさかっただろうと思います。本当に。

モーターに関しては、プラモデル黎明期、プラモの多くは「動く模型」であり
動力の多くはモーター、そしてその多くは「マブチモーター」でした。
プラモデルブームの影の立役者とも言えるわけで
どうしても入れたかったんですが、スケジュール的に厳しくなってしまい
泣く泣く断念しました。

鉄道模型は、ほとんど知らないことだらけで難航した覚えがあります。
鉄模の本を読んでて、塗料の表記が他の模型誌と違うことに気づき
でも「うんちく~」に入れるスペースが無いため
「ランナさん」で取り上げる、という事態にもなりました。
第7話「鉄道プラモデル」で、キャラ達がおしゃべりしてる喫茶店は
筆吉純一郎著「漫画うんちく鉄道」の第1話及び12話に登場する
「鉄分の多い店 喫茶超特急」です。
こっそりコラボしました。


3月に発売してから現在までにも、プラモデル界には
新たなうんちくがたくさん生まれてます。
どこかで描かせてください(笑)。
ちなみにこのシリーズは「マンガ・うんちく名古屋」を最後に
終了してしまいました。
「うんちく四国」、描きたかったなあ。

d0030958_21251012.jpg

画像は一枚だけ描いていた、トビラ絵です。
タミヤの1/16ワールドフィギュアシリーズのパロディ。
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by osekkaisensei | 2015-11-04 21:30 | マンガ | Comments(2)
Commented by かつお節 at 2015-11-11 22:40 x
こんばんわ
ネタを探すの大変だろうな~と思っていたけど
各地で取材までしていたんですね
お疲れ様でした。

うんちくシリーズが終わったのが意外でした
人気あると思っていたんですが業界は厳しいですね。
ぜひ「うんちく四国八十八所めぐり」やって欲しかったです
Commented by osekkaisensei at 2015-11-12 07:34
>かつお節さま
いつもコメントありがとうございます!
ネタはですね、むしろたくさんありすぎて「どう削るか、まとめるか」に苦心しました。
なんせ国産プラモ発売から57年ですからね。
ほんと、知らないことだらけでした。お恥ずかしい。
そういえば。
身近な人にも話を聞いてみようと思い、おとつきさんにネタ話を聞いてたんですが
あの方の「手を出してるジャンル」、半端なく広いんですよ。驚きました。
アニメ・スケールプラモ全般(これだけでも大変なことですが)に加え、
ミニ四駆ラジコンエアガンナイフ鉄道模型。
およそ我々が「ホビー」と聞いて想像するジャンルは大体カバーしてる、という。
また色々話を聞かせてもらいたいもんです。

「四国」の特殊性は面白いものがあると思うので、またいつか作品にしたいなあと思います、よ。