定規難民

僕 岡本一広は、世間的に自己紹介するとしたら
「漫画家」ということにはなるんでしょうが
現在の収入のほとんどは
「漫画アシスタント」によるものです。

つまり、他の漫画家による原稿に
背景を描いたり、スクリーントーンを貼ったり。
で、背景を描く時によく使う道具のひとつに

直線定規

というものがあります。
漫画を描かない皆さんにもおなじみの、
何の変哲もない、あの定規ですよ。
どこにでも売ってますよね。文具屋だけでなく、
100円ショップやコンビニ、なんならスーパーの文具売り場にさえ。

でも。
我々アナログ漫画を描く者にとって、定規の選択は意外に難しいんです。
世に出回っている定規のほとんどは、
「分厚すぎる」のです!

背景のペン入れは主に「丸ペン」と呼ばれるつけペンに
インクを付けて行います。
その際、定規が厚すぎると、ペンの先と紙との距離が遠いので
安定しづらく、直線が直線にならない、という不細工なことになりやすい。

つけペンなんて使わねえし直線なんて引かねえし、
という方がほとんどでしょうから詳しくは書きませんが、
我々はとにかく、

「透明で薄くて斜めカット部分が鋭く長い、20センチ程度の」定規
を求めています!

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なぜこんなことをブログに書いたかというと、
先日、長年愛用してた「理想に近い定規」に
若干傷が付き、ストックも無いことに戦慄したからです。
まあ作画にはそれほど影響が無いようなのですが、
メーカーも書いてなくて探せないので困ってます。
代わりのものとして、無印良品の15センチアクリル定規が
まあまあ薄くていいかな、方眼も付いてるのでいいぞ、と思い
使ってみたんですが、
ペンに当たる部分が太くて、摩擦が大きく
集中線を引く時にシュパッと引きにくくて・・・。

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上から
現在愛用してる「理想に近い定規」
無印良品の「まあまあいい定規」
薄いのでいいかな、と思って同じものをいくつか買ったものの、
「斜めカット部分が浅くて使いづらい定規」

ちなみに「理想に近い定規」含め、
だいたい一本100円前後のもの。
だからこそ、、、
これ!と思った定規は、買い占めよう!!!

そして定規メーカーさんは
僕にプロデュースさせてください!

報酬は「理想の定規」20本でいいです!
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by osekkaisensei | 2016-02-13 00:28 | マンガ | Comments(2)
Commented by かつお節 at 2016-02-18 22:43 x
素人目には定規は、殆ど同じに見えますが
プロは厳しいですね。
文房具屋に行く機会があれば
私もチェックしてみます。
Hi-Qパーツさんが特別に作ってくれたらイイんですね。

最強定規は目盛り側が
尖った形ですが、こういう定規は実際あるんでしょうか?
Commented by osekkaisensei at 2016-02-19 05:19
>かつお節さま
出回ってるほとんどの定規は、頑丈な方がいいだろうと思われてるのか
3ミリ以上の厚みがあります。
厚いと線がよれよれになりやすいし、
我々はわざとしならせて直線定規で曲線を引いたりもするので
薄いのが必須条件なんです。(人によりますが)

理想の定規、作ってくれたら漫画家はこぞって買うと思うんだけどな~。
でも、定規市場は大して潤わないでしょうね。
なんせ、上に挙げた「理想に近い定規」も確か100円程度だったし、
その1本を10年以上使ってますので(笑)。