模型の教科書
「マンガうんちくプラモデル」や
HIQパーツさんのサイトで連載させてもらってる
「ホビーショップのランナさん」なんていう漫画を
原稿料を頂いて描いていますんですが。。。
模型歴がわりと長いにしては、恥ずかしながら
実際にやったことのある技術がそれほど多くないのです。
でも知らないでは描けないものでして、
いざ描くとなれば、勉強して手を動かさないといけない。
特に「ランナさん」の台座編や電飾編などは、ネットや書籍で
勉強しながら取って出し状態でした。
インターネットはもちろんすごく便利で、情報もいっぱいもらいましたし
模型仲間に教えてもらった事も多かったんですが
やはり本。模型に関する書籍は今でも最も強力な武器です。
その中でも、この二つのシリーズは、模型制作全般に渡って大いに参考にさせてもらっているので
紹介しますね。
はい、みなさんご存知、
横山宏さんの「Ma.k.モデリングブック」1、2と
岬光彰さんの「ガンダムスクラッチビルドマニュアル」1、2です。
「Ma.k.~」は、デザイン論も含めた立体物の創り方を
これ以上無いくらい「楽しそう」に解説してくれてる本です。
「模型愛」とは、この本のことです!!
プラモ好きなら必携の本ですな。
「ガンダムスクラッチ~」は、「ガンダム」と付いてますが
本題は「スクラッチビルドマニュアル」の方で、
プラ板、パテ、レジン、プラモの流用パーツなどあらゆる材料を使って、
目的の形状を「手作業」で作るための技術をまとめてくれてる本です。
模型雑誌のスクラッチビルドの制作記事を見ると、
「ポリパテブロックの削り出しで作りました」
「プラ板とエポキシパテの塊です」
なんていう簡単な言葉でさらっと流した説明が多いんですが
岬さんはこの本でそれらを、実に丁寧に解説してくれてます。
一つ一つの技術をじっくり見ればそれほど難しいものではない気もするんですが
完成したものは、とても手作りしたものとは思えないくらい。
今や、「スクラッチビルド」の主流は3Dプリンターに移行する傾向にあります。
その流れに真っ向勝負するような内容。ありがたい。
そういえば以前、幸運にもお会いできて話をさせてもらった空山竜司さんに、
御師匠である岬さんのおもしろエピソードを聞くことができました。
そうとう興味深いお人だそうです。。。
と、いうわけで、久々の更新は、模型の本のお話でした。
今からランナさんを描きます(笑)。