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ザク療法

帰ってきましーた。あのアシスタント先ではテレビが見られないので、世間と隔絶していたんですが、辻ちゃん結婚したそうですね。ほほう。

アシ先で会話してた中で、僕は大学時代に筋肉少女帯を聴き、江戸川乱歩や太宰治を読み、救いの無い暗いマンガを描いてるようなモラトリアム青年で、あの頃には戻りたくない暗黒時代ですなあ、という事を言いましたら、じゃあその状態からどうやって抜け出したのか。何か決定的な出来事でもあったの?と聞かれ、ううむと考えた結論としては、ザクだった、と。
僕は小学3年にガンプラにハマりプラモバカになった訳ですが、高校時代にはその熱も下がり大学を卒業してしばらくまで止めてました。つまりモラトリアム期にプラモに触れてなかったんです。そのへんどういう理由なのかは分かりませんが、別に避けてたとかではないんです。で、その間はずっと暗いことばっかり考えていた。正直しんどい。自分の事がどんどん嫌いになり、その裏で歪んだ自己愛と自己顕示欲が増大していた。あのままでは僕は、ただのダメな人で終わり、ニート的な真・ダメ人間になってたんでしょう。こわい。で、その頃、バンダイのプラモ、マスターグレードシリーズが発売になり、しばらくしてその魅力にがっちり心を鷲掴みされて、プラモ熱が再発します。で、自分がどういうものが好きで、どういう事に心を動かされてきたのかということを考えるようになりました。自分と素直に向き合うことができるようになった訳です。そのきっかけになったのがマスターグレード・ザクであった、と。

であるから、僕を救ってくれたんです。ザクがね。つまり、ザク療法ですな。
ガンダムには足向けて寝られないなあ。


今日は長男の家庭訪問がありましたよ。
by osekkaisensei | 2007-05-11 00:47 | 日々