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いつまでたっても子供

「スカイ・クロラ」、レイトショーで観てきました。
キャラの造形が人形みたいだなあ、とか、戦闘機がCGCGしててイヤン、とか、菊池凜子の声はちょっと知性に欠けるんではないの?とか。色々不安要素はあったんです。が。実際観てみると、観る前に僕が不安、というか不満に感じてた部分が全て「そうでなくてはいけない」必然であったことに驚き、いい意味で裏切られまして、いやあ、押井守!!!って。
僕自身は、あそこまで現実の生活というものに退屈や漠然とした不安や非現実感は持ってないですが、それでもちゃんと「くやしい」と思わせてくれて。
実に良かった。小難しい屁理屈も無かったし。

原作は読んでないんですが(小説としては続編のナ・バ・テアの方がいいという意見もあります)、全編に「森博嗣節」があり(タバコ、コーヒー、車、もちろん飛行機も)、現実がリアルに感じられない、というテーマは原作にもあるんでしょう。それを映画の原作に選んだのは監督かどうかは分かりませんが、押井守監督はちょっと変わったかな、という印象を受けました。


後半ずっとトイレをガマンしてました。自己責任ですが。基本静かな映画でしたので辛かった。
あと、20時50分からという時間、平日、という条件のせいもあるんでしょうが、お客が僕を含め二人、というのは興行的にどうなんでしょう…。もっと観に来いよ!
by osekkaisensei | 2008-08-06 03:06 | 映画・ドラマ