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2016年は新しいことをやろう、と強く思ったわけではないのですが
昨年、小林有吾くんの仕事場で
基本アナログ作業でやってるんですが
「ここはデジタルの方が早い」という箇所をですね、
スタッフの前山三都里がCLIP STUDIOを駆使して
そりゃもうすごいスピードで仕上げていく姿を目の当たりにしまして。
ちょっとクリスタにも耐性つけておかんと
置いてかれる!と危機感を覚えたのです。

聞けばソフトも安いし、そんなに難しいものでもない、と。
フォトショップが使えてるならなおさらだ、と。

ってことで始めてみたんですが、不慣れなソフトである事実は変わらず、
まーテキスト読んでもわからない。
書いてある手順通りにやってみても、なんで結果がちがうのよおおおおお~~ッ!
イライライライライライラしながら、やっと「トーン貼り」は覚えました。
結果はこちら!(ペン入れまではアナログです)

あけましておめでとうございます_d0030958_0143875.jpg

ああ、まだ道のりは長い・・・。
# by osekkaisensei | 2016-01-09 00:15 | 日々
大晦日でごんすなあ。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

我が家では来年に長男が高校受験でして
全く勉強するやる気の無い様子に不安を感じたりしております。
色々うるさく言うんですがあまり響いてない・・・。
まあ、本人次第なんですけどね。


仕事を振り返ってみると、
去年の今頃は「うんちくプラモデル」の執筆に追われ
年末年始など関係なく机にかじりついてました。
一月半ばに脱稿した後も
すぐさま福崎町の顔出し看板を描きました。

その後は、自分の作品仕事はお休み。
アシスタント業がめちゃくちゃ忙しくなりまして
そのまま年末になったような気がします。
週刊ビッグコミックスピリッツに連載中の
小林有吾「アオアシ」に背景描きとして入ったりしたので。
激アツサッカー漫画なんで是非!

まあ他にイラスト仕事とか「ランナさん」もやりましたけど。

来年は何か、自分の作品を描きたいと思ってます。
営業かけないとな~。


模型関係で言えば、少しお付き合いのある
小林和史さんの「メカトロウィーゴ」がプラキット化され、
大躍進を遂げた年でもありました。
ファンの一人として、非常にうれしく思ってます。
まだまだ動きがありそうなので、来年も楽しみですな。


まあそんなこんなで、
来年はちゃんと自分の仕事もできるようがんばりますー!

イラストはpixivにもアップしたウィーゴらくがき。
今年もありがとうございました_d0030958_169992.jpg

# by osekkaisensei | 2015-12-31 16:15 | 日々
また更新に一ヶ月の空きを作ってしまいました。メンゴメンゴ。

HIQパーツさんにて、「ホビーショップのランナさん」第60、61話が更新されています。
塗料編はこれで終了です。

62話もすでに入稿してるので、近々更新されると思います。

今見返したら、塗料編の最初、第54話が更新された、という記事を
2014年の10月2日に書いてました。
何やってんだよ自分!

来年はもう少しペースアップしたいと思います・・・!
# by osekkaisensei | 2015-12-07 11:48 | ランナさん
すっかりごぶさたしてしまいすみません。ブヒー。

アシスタント仕事と造形コンテストに追われて
何も書く気が起こらず・・・。
よくありませんな。

今回は、今年2015年の3月に発売された
「マンガ・うんちくプラモデル」について書きたいと思います。

以前継がりのあった担当編集者さんが
出版社を変わり、メディアファクトリーの「マンガ・うんちく」シリーズを
作る部署に配属された、と。
実は妻の元担当者だったんですが
妻が「うちの夫がプラモ好きで・・・」と言ってたのを
覚えててくれて、「うんちくプラモデル、ってのを描きませんか」と。

当初は去年の春頃の発売を目指そう、と言ってたんですが
諸般の事情で遅れに遅れ、企画が本格的に動き出したのは
夏になってからでした。

描き始めてみて気づいたのは、
長年モデラーやってて、「ランナさん」って漫画も描いているにもかかわらず
プラモデルというものについて知らないことがあまりにも多かった、ということです。
「うんちくプラモデル」に書いてあるうんちくの6割くらいは
今回調べて知ったことじゃないかなあ。
なんせほとんどアニメロボ系のしか
作ったことなかったし、たまにスケール物をいじっても
全然違う物に仕立てあげたりと、まともな作り方しないし。
そういう意味で、すごく勉強になりました。

5月には、浜松ジオラマファクトリー、そして
あの!静岡ホビーショーに取材として行くことができました。
浜松~では館長の内山さん、静岡で山田卓司さんにインタビューというか
お話をさせていただきましたよ。
ホビーショーでの、モデラーズクラブ合同展示会では
ツイッターでも交流させてもらってるモデラーさんにたくさん会えました。
楽しかったわあ。
静岡ホビーショーに取材に行った際に思いついたのが
最終17話で全登場キャラがホビーショーで出会い、プラモデルの未来を語る、
という筋書きです。
いやー、取材はするもんですねえ。

でも夏が過ぎ、秋になると突然、出版日が決まります。
2015年3月。で、締め切りは逆算すると1月。
ネーム(下描きの下描き)はまだ全部そろってない。
所属してる狸模型会の展示会が11月にありましたが、
それが終わってから年明けまで、どうやって描いたのか
よく覚えてないほどです。
結果的に「ガンプラ35周年」に組み込まれることになり
まあよかったのかな。

全17話あって、各章には扉絵を描く予定でしたが断念。
本当はもう一話、「城、バイク模型とモーター」の章を入れる予定があったのを断念。
監修してくださった中村公彦さんのプラモコラムも断念。
色々と心残りはありましたが、それでもやれるだけの事はやりました。
特に担当編集者さんは、登場する全てのメーカー、モデラーに確認と了承を取り、
確認に確認を重ねてくれました。
本当にめんどくさかっただろうと思います。本当に。

モーターに関しては、プラモデル黎明期、プラモの多くは「動く模型」であり
動力の多くはモーター、そしてその多くは「マブチモーター」でした。
プラモデルブームの影の立役者とも言えるわけで
どうしても入れたかったんですが、スケジュール的に厳しくなってしまい
泣く泣く断念しました。

鉄道模型は、ほとんど知らないことだらけで難航した覚えがあります。
鉄模の本を読んでて、塗料の表記が他の模型誌と違うことに気づき
でも「うんちく~」に入れるスペースが無いため
「ランナさん」で取り上げる、という事態にもなりました。
第7話「鉄道プラモデル」で、キャラ達がおしゃべりしてる喫茶店は
筆吉純一郎著「漫画うんちく鉄道」の第1話及び12話に登場する
「鉄分の多い店 喫茶超特急」です。
こっそりコラボしました。


3月に発売してから現在までにも、プラモデル界には
新たなうんちくがたくさん生まれてます。
どこかで描かせてください(笑)。
ちなみにこのシリーズは「マンガ・うんちく名古屋」を最後に
終了してしまいました。
「うんちく四国」、描きたかったなあ。

「マンガ・うんちくプラモデル」のこと_d0030958_21251012.jpg

画像は一枚だけ描いていた、トビラ絵です。
タミヤの1/16ワールドフィギュアシリーズのパロディ。
# by osekkaisensei | 2015-11-04 21:30 | マンガ
HIQパーツさんにて、
「ホビーショップのランナさん」第58、59話が更新されています。
引き続き塗料のお話です。
塗料はあと1、2回くらいで終わるとは思いますが。

58話のタイトルのコマでも書いてますが
塗料について、ホルベイン工業技術部・編の「絵具の科学」(中央公論美術出版部)
という本を大いに参考にさせてもらってます。
ちょっとお高いですが、専門書の割には比較的読みやすいと思います。
塗料、絵の具の歴史とか、勉強になりますのでぜひ。
# by osekkaisensei | 2015-09-03 21:34 | ランナさん