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四国遍路の思い出 2015年5月 その2

5月28日、4時半起床。

寝る前に、オードリー春日ばりに「赤ちゃんのおしりふき」で体を拭きましたが、
朝起きて薄暗い中、タオルを濡らして体を拭くと
めちゃくちゃ気持いいんですな!タオルばんざい!

と、風呂にも入らず2日目。アサー!
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JR北条駅でトイレを借り歯磨きしてると、自転車に乗ってるおじさんが近寄ってきまして
「あんた、歩き遍路さんかな。おつかれさん」と。
ポケットをごそごそしてらっしゃるので「あ、お接待かな?」と一瞬思いましたが
「ちょっとな、財布忘れてもうて。」ああ、いやそんな、いいんですいいんです。
「2、300円貸してくれんかな」・・・・・

ふたつ向こうのJR粟井駅まで行かなあかん、と。
携帯電話は持ってたけど財布を忘れた、と。
2、300円貸してくれ、と。

自転車に乗ってるんだからそれで行きゃええやん、とか、
電話あるんならどなたかに迎えにきてもらやええやん、とか、
思いましたが、なんかもう、遍路にお金を無心するという悲しさが耐えられなくて
じゃあ200円でいいですか、と言うと
「いや300円。300円いるやろ」と。悲しいよ、おっちゃん。

結局300円渡すと「ありがとう。気をつけてな~」

まあ、こっちもお接待されることもよくあるので、
お接待した、ということにしました。


気を取り直して、出発。
旧北条市にあるおうち。なんか派手。
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携帯電話の電池残量が怪しかったんですが、
立ち寄った鎌大師の東屋で充電することができました。
お礼に納札と10円置いて。

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「円明寺」は「えんみょうじ」、「延命寺」は「えんめいじ」。

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廃屋の中に、小さな冷蔵庫が。モーター音がかすかに聞こえてましたから
生きてるようです。手前の椅子に座って冷たいのをキュッとやるのかな。


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ツタがびっしりのヤシの木。

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わかりにくいですが今治市に入りました。

今治市(旧菊間町)に入ってどれくらい歩いたでしょうか。
足が痛くて、金剛杖に頼って3本足で歩いてる感じ。
うつむき加減で歩いてますと、
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これ、昔ガシャポンで売られてたプラモデルの
SD・ヘビーメタル グライアの腕です。ピンボケですが。
我ながらよく見つけた!
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こっちは胴体のパーツかな。そのままにしておきました。

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菊間町は瓦の町。

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魅力的な作業船。たまらん。

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派手。

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太陽石油の精製工場。たまらん。

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太陽石油のすぐそばにある、青木地蔵堂(立川大師)。善根宿がある!

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ANA。
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JAL。

歩いてると、同じようなペースで歩く何人かのお遍路さんと会うようになります。
今回は別々のおじさん遍路二人がいたんです。
足が痛くてフラフラの僕よりも歩くスピードは圧倒的にあちらの方が速いんですが
追い抜かれた、と思って休憩してたら後ろから追い抜かれたり。
不思議なもんです。

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13時40分、やっと54番延命寺に着きました。写真は寺手前の建物。
鳥山明風お大師さん。

延命寺境内で若い夫婦が、ご主人がお経を読み奥さんが自らのお腹をさすっている。
妊婦さんだった。この夫婦は次の南光坊でも見かけたので、88ヶ寺回ってるのかな。
無事に生まれますように、と自然に思うことができる。
追い抜かれたはずのおじさんが後から来る。

もう足が限界だったけど、次の寺まで3.4kmということで
そこまで行くことにしました。

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背の高い作物をどうにかするための農機具。かっこいい。

静かな住宅地を抜けたあたりで、通り過ぎた車からおばさんが降り、走ってくる。
「お接待させてください。おいしいとこのやから。
飲み物じゃなくてごめんね」
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今治城です。
うそ。ただのマンションです。


大きな霊園(墓地)を抜け、
15時15分、55番南光坊着。
かなりフラフラで、納経するのに数段登るのもしんどいくらい。
納経所で「あんたそうとう足に来てるな」と笑われました。
納経について色々教えてくれたんですが、ご住職かな?
と思ったけど、Facebookのコミュニティで
南光坊で同じような体験をした方がいて、「平井さん」という人だそう。
有名なんですね。

実はここのお寺、大学時代の同級生のご実家なんです。
学生時代にお堂を見学させてもらったことがあったなあ。

足を休めてると、若い先達さんが「歩きですか?ご苦労様です」と
ペットボトルのお茶をお接待してくれた。
納札を渡す間も無く立ち去らはった。


二日間、歩きまくった(70kmくらいかな?)道のりも
電車で1時間。
文明よ!文明よ!

市内電車を降りたところで、改札のおばちゃんに
「歩き遍路さん?あたしお遍路さん好きなんよ、お弁当でも買って」と
1000円を渡される。


というわけで、突発的に歩いた5月の遍路。
色々考えることもありましたが、一番考えたのは
「足が痛い」ということでした。
まだ膝裏痛いもんね。

でもまた歩きたい!
by osekkaisensei | 2015-06-04 21:14 | 四国遍路 | Comments(0)